29歳の小学校教師。

仕事も結婚も不確かな未来だけど、
嘘がない自分で前に進んでいきたい。

映画『雪子 a.k.a.』公式サイト

新鋭 草場尚也監督が描く、
現代のニューヒロイン!

不安に生きる全ての人に贈る
優しい物語が誕生。

PFFアワード2019日活賞とホリプロ賞の2冠受賞作「スーパーミキンコリニスタ」で注目を浴びた草場尚也監督の待望の劇場用映画初監督作品。
“29歳問題”の渦中で人生に迷った主人公・雪子が、ラップを通して自分と向き合い答えを探す姿を描くと同時に、教職に就く人たちの声を拾い集めて作られた脚本によって、雪子の教師という仕事の明暗も浮き上がらせる。
主演は、映画や舞台など作品規模にとらわれず意欲的に活躍する山下リオ。同僚教師に樋口日奈、占部房子。恋人や友人に渡辺大知、剛力彩芽。そして雪子の父を石橋凌が演じ、個性豊かな実力派の俳優たちが脇を固める。さらに雪子が披露するリリックは、ラッパーのダースレイダーが本作の為に書き下ろした。ラスト、雪子がコトバに乗せて気持ちを解放していくさまは爽快で、生きづらさを感じる私たちの心を躍らせてくれる。

STORY ものがたり

映画『雪子 a.k.a.』公式サイト STORY

記号のように過ぎていく29歳の毎日に、漠然とした不安を感じている小学校教師の雪子。
不登校児とのコミュニケーションも、彼氏からのプロポーズにも本音を口にすることを避け、ちゃんと答えが出せずにいる。
ラップをしている時だけは本音が言えていると思っていたが、思いがけず参加したラップバトルでそれを否定され、立ち尽くしてしまった。
いい先生、いいラッパー、いい彼女に...なりたい?と自問自答しながら誕生日を迎えた。でも現実は、30歳になったところで何も変わらない自分でしかない。
それでも自分と向き合うために一歩前へ進んだ彼女が掴んだものとは―――。

映画『雪子 a.k.a.』公式サイト 監督・脚本・編集: 草場尚也

1991年8月長崎出身。大分大学卒業後、映画美学校の脚本コースで高橋泉に師事。映像制作会社に入社後、バラエティ番組のADから連ドラ・映画の助監督として活躍する。会社を休職して撮影した『スーパーミキンコリニスタ』がPFFアワード2019で日活賞とホリプロ賞のダブル受賞。

私自身が教員免許を持っていて、元々は小学校教諭を目指していたことから企画が開いていきました。そして、いま一番好きなヒップホップ・ミュージックを掛け合わせています。この企画を始めてから、サイファーにも通いました。とはいえ即興は苦手で、ラップもできたものではありません。即興が苦手というのは、他者とのコミュニケーションでも同様で、あの時こう言えばよかった、など躓きを感じることが多々あります。
でも、映画は即興ではないから。時間をかけて考え、主人公・雪子に想いを託し、素敵なスタッフ・キャストに恵まれて完成することができました。
東京で生活している女性が主人公ですが、地元の長崎でも一部撮らせて頂きました。映画作りをするたびに、たくさんの支えがあることに気付かされます。
観客の皆さんにとって、雪子が生きる世界に没入し、その在り方や感情を追体験できる映画になっていたのなら嬉しいです。

神奈川県出身。東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻卒。2024年に脚本を担当した「愛に乱暴」(森ガキ侑大監督)、「BISHU〜世界でいちばん優しい服〜」(西川達郎監督)が公開。2025年に「秒速5センチメートル」(奥山由之監督)が公開予定。

1977年4月パリで生まれ、幼少期をロンドンで過ごす。全国東大模試6位の実力で東京大学に入学するも、浪人の時期に目覚めたラップ活動に傾倒し中退。2000年にMICADELICのメンバーとして本格デビュー。自身のMCバトルの大会主催や講演の他に、日本のヒップホップでは初となるアーティスト主導のインディーズ・レーベルDa.Me.Recordsの設立など、若手ラッパーの育成にも尽力する。2010年、イベントのMCの間に脳梗塞で倒れ、さらに合併症で左目を失明するも、その後は眼帯をトレードマークに復帰。2012年BSスカパー!「BAZOOKA!!!」内の企画「高校生ラップ選手権」に企画から参加。2017年「このまま手を打たなければ5年で死ぬ可能性がある」と宣告されたことを歌った「5years」が話題となった。プチ鹿島と共に監督・主演したドキュメンタリー映画『劇場版 センキョナンデス』『シン・ちむどんどん』がヒット。Darthreider & The Bassonsとして活動中。本作にはレコヤとしても出演している。

COMMENT
雪子 a.k.a.。a.k.a.とは”何々として知られる”、”またの名は何々”といった意味で使われる。ヒップホップのラッパーにはa.k.a.を持つ者が多い。そしてヒップホップとはビートの上で自分とは何者であるかを定義づける営みでもある。その意味で雪子がラップを通じて自分を発見していく姿こそがヒップホップ的であると言えるだろう。「大統領の娘であってもプレッシャーがかかればヒップホッパーになれる」とかつてヒップホップの教師ことKRS-ONEは言った。雪子が日常や社会のプレッシャーと向き合いビートに乗っかることでa.k.a. の先が見えてくるのだ。

“KING of BEATS”を掲げる唯一無二のExperimentalヒップホップバンド『skillkills』のベーシストであり、その全ての楽曲を手がけるブレイン。様々なアーティストへの楽曲制作、プロデュースワークや、アレンジワーク、cm音楽など幅広く活動。
https://linktr.ee/guruconnect

COMMENT
今回「雪子 a.k.a.」の劇伴を制作するにあたって、撮影よりも先に必要な曲が数曲あり、主題歌「Be Myself」のBeatもその中の1曲でした。
当初はインストだったのですが最終的に主題歌として歌を入れる事になったことで、この曲は、一番最初に手をつけて、一番最後に完成するという個人的にも思い入れが深い曲になりました。
ポチョムキンさん、裂固くん、瑛人くんと三者三様の個性がぶつかり調和して、映画の世界観とマッチした素晴らしい楽曲になったと思います。
これから劇場で多くの人に音も含めて楽しんでもらえたら幸いです。

泰斗 a.k.a. 裂固
岐阜県出身。2016年、第9回「高校生ラップ選手権」優勝。「フリースタイルダンジョン」2代目モンスター就任。その後も「KOK」「戦極MCBATTLE」など、数々の主要MCバトルで優勝を飾る一方、24年より新生ソロ音源プロジェクト始動。その第一弾「POLAR EXPRESS feat. Ashley」を皮切りに、現在音源でも注目を浴びるヒップホップアーティスト。

COMMENT
この度は雪子 a.k.a.の主題歌を担当させて貰え本当に光栄でした!
この映画を見て自分もMC Battleに携わる人間として、いわゆる1番を目指すラッパーとは違った視点で没入する事が出来、これも一つのREALなんだと学ばせて頂けました。
アイドルの方や芸人さんまでもがサイファーに混じったり、 battleの大会に出る事が今では全然珍しく無くなった中で、学校の先生という立場で抱える日常のモヤモヤさえ力に変えられるという、HIPHOPの新たな可能性に気付かせて貰えました!
自分自身どんどん勢いを増してくHIPHOPの広がりに困惑や無力感を感じたり、それでも好きだから諦めたくないという純粋な感情が今回雪子の性格とlinkする所があり主題歌も偽りの無い言葉で表現が出来ました!
改めて携わらせて頂き有難う御座います!是非沢山の方に楽しんで欲しいです!

ポチョムキン(餓鬼レンジャー)
熊本県出身。東雲RECORD主宰、餓鬼レンジャーのMC。98年のデビュー以来コンスタントに作品を出し続けている。ソロとしても、楽曲提供、ラジオなど多岐に渡り活動中。趣味は散歩。

COMMENT
楽曲のテーマは『自己受容』で、赤塚不二夫風にいうと『これでいいのだ』です。
バースには雪子の想いを込めました。この主題歌が映画のラストに流れて、そっと背中を押す余韻となれば幸いです!

瑛人(えいと)
神奈川県横浜市出身のシンガーソングライター。2019年に個人で配信リリースした「香水」が大ヒットし2020年には「輝く!日本レコード大賞」優秀作品賞を受賞、同年末に「NHK紅白歌合戦」への出場を果たす。FMヨコハマのレギュラーラジオ番組「イケてるタランチュラ(毎週土曜21:00〜)」でラジオDJをつとめる。仲間と日々感謝の気持ちを胸に精力的にライブ活動を行っている。

COMMENT
自分は高校生の頃にラップバトルに2回でたことあります。
でもその時は何も言い返せず、頭が真っ白の間にバトルが終わっていました。
その頃よりも何かできることが増えたんじゃないかと思い、一昨年のクリスマスに横浜で開催されたラップバトルに参加させてもらいました。バトルが始まると同時に、またあのドキドキが胸に響きました。
頭が真っ白のまま試合が終わり、見事な完封負けでした。
その時に改めて、バトルステージに立っている全ての人にリスペクトを強く感じました。
そして今年、映画『雪子 a.k.a.』の主題歌のお話をもらい、映画を観ると自分と通じるところをいくつか感じて、迷わずやりたいと思いました。
楽曲制作では、トラックで曲を作ることに慣れていない自分にGuruConnectさんが一緒にスタジオに入ってくれて、ギリギリまで粘ってこの「Be Myself」のメロディーができました。
ぜひ沢山の方に『雪子 a.k.a.』が届いて欲しいです。

2025年1月25日よりユーロスペースほか
全国順次ロードショー

都道府県劇場電話番号上映期間
東京都ユーロスペース03-3461-02111月25日(土)~
【トークイベント開催中】
2/7金 19:35の回 足立紳さん(映画監督)+草場監督
2/9日 12:45の回 池尻稀春さん、桜木はるかさん、石多珠子さん+草場監督
2/10月 19:30の回 斎藤工さん(俳優・映画監督)+草場監督
2/11火 19:30の回 金子雅和さん(映画監督)+佐藤竜憲さん(映画監督)+草場監督
→クリエイティブ・フィルム・ローテーション3作品のコラボトーク
2/12水 19:30の回 ISOさん(ライター)+草場監督
※ゲストは予告なしに変更をする場合がございます。あらかじめご了承願います。
愛知県シネマスコーレ052-452-60362月8日(土)~2月21日(金)
2/8初日舞台挨拶16:40の回(上映後)
登壇者:草場尚也監督、占部房子さん
大阪府シアターセブン06-4862-77332月8日(土)~2月21日(金)
2/8初日舞台挨拶12:50の回(上映後)
登壇者:草場尚也監督、占部房子さん
■2/18(火) 休映(※ビルメンテナンスのため休館日)
京都府出町座075-203-98622月21日(金)~
★2/22 土 舞台挨拶 12:10 の回(上映後)
登壇者: 早雲さん(We Built This City/ZERO-Gravity)、草場尚也監督
大分県大分シネマ5097-536-45123月8日(土)~3月14日(金)
熊本県Denkikan096-352-21213月14日(金)~3月20日(木祝)
長崎県ユナイテッド・シネマ長崎1月31日(金)~2月13日(木)※2/8、2/9、2/11の3日間は休映

1/25(土)公開初日より対応予定です。

『UDCast』専用アプリをインストールしたスマートフォン等の携帯端末をお持ちの方は、全ての上映劇場・上映回にて音声ガイド付きで映画をお楽しみいただけます。

※アプリをダウンロード後は、ご鑑賞の前に動作確認をお願いします。

※使い方はこちらからご確認ください⇒https://udcast.net/howtouse/

●日本語字幕について●

スクリーンに字幕を表示する【日本語字幕付き上映】は、一部劇場にて期間限定で上映予定です。

※上映劇場・スケジュールは、当ページ下部の【劇場情報】に決定次第、掲載予定です。

※また、『UDCast』専用アプリをインストールした字幕表示用のメガネ型端末に、作品のデータをダウンロードして、専用マイクを付けてお持ちいただければ、全ての上映劇場・上映回にて字幕ガイドをご利用いただけます。また、貸し出し用の字幕タブレットをご用意している劇場がございます。

※一部劇場にてスマートフォン等の携帯端末用での字幕利用も可能です。対応劇場やタブレットの貸し出し劇場については、こちらをご確認ください。
https://udcast.net/feature/udcast-movie_theaterlist/
画面の点灯等により他のお客さまの鑑賞の妨げにならないようにご注意ください。

  • ※上映劇場が変更となる場合がありますので、鑑賞の前に必ず劇場にご確認ください。
  • ※作品名の後にあるマークは映倫による区分マークです。マークの詳細についてはこちらをご覧ください。

ラップの爆発で人生の諸問題を乗り切ったりしない。 ファンタジーを排したリアルが、かえって優しい。 教師にも恋人にもラッパーにも馴染めない、それでも生きていく、という誠実な着地だった。

— 吉田大八(映画監督)

己を強く見せるラップより、弱さを含む胸中を綴るラップに心惹かれる。この映画の主人公も成り上がるためではなく、自身と対面するためにヴァースを蹴る。体裁や強がりが削ぎ落とされた時、彼女の言葉に宿る力は本物だ。HIP HOPと女性との連帯が彼女に気付かせる。雪子が真逆のMCサマーに成るように、最も嫌いだった部分が最大の武器に反転することに。これは自己を愛する過程についての作品なのだ。

— ISO/ライター

教師がラップ? 女性がラップ? 一見ヒップホップから遠いような存在として思われている雪子が、自分自身との闘いを乗り越えながらもう一つのキャラクターを獲得していく成長譚。 故郷を見つめ直すこと、女性同士で手を取り合うこと、子どもから勇気をもらうこと――ビートとラップとともに駆動しあぶり出されるのは、ヒップホップの本質に鋭く迫る雪子のアイデンティティだ。 回転するLPという他者の訛りに身体を投じていく雪子が、a.k.a「●●」としてもう一人の自分を見つけたとき、私たちは新たなラッパーの登場を目撃することになる。

—つやちゃん(文筆家)

手法としてのラップがこれだけ確立されて裾野が広がった今だからこそ、多くの人に届いてほしいと感じる作品でした。 好きなラッパーたちの、普段目にする姿とは違う銀幕での眼にも刺激を受けました。 素晴らしい作品に出逢わせていただき有難う御座いました。

—輪入道(ラッパー)

親でもあり地方出身でもありラップバトル番組出演して負け続けたRG…この映画は自分そのものでした。だから見てて辛かった。しかし最後のラップシーンで号泣しました。辛かったシーンは全て報われたから。 RGが負け続けたラップバトル番組…辛かった…でも最後全てが報われた最高のラップバトルができたんです。 相手は… この映画にも出てるカミナリたくみくんでした。 「雪子 a.k.a.」 自分そのものでした。

—レイザーラモンRG(お笑い芸人)

映画『雪子 a.k.a.』公式サイト

山下リオ / 樋口日奈 占部房子 渡辺大知 
石田たくみ(カミナリ) 剛力彩芽 浅田芭路 猪股怜生 


滋賀練斗 池尻稀春 中村映里子 池田良 


ダースレイダー 立仙愛理 椿 カツヲ 
りゅうと

 赤間麻里子 PONEY / 石橋凌

監督・編集:草場尚也 製作:鈴木ワタル、桑原佳子 プロデューサー:岩村修、関和紀 原作:鈴木史子、草場尚也 
脚本:鈴木史子 撮影:寺本慎太朗 照明:渡邊大和 録音:太田卓 美術:松本千広 音楽:GuruConnect 
衣裳:古賀麻衣子 ヘアメイク:飯島恵美 助監督:濱本昌宏 制作担当:時光陸 カラリスト:長橋隆一郎 
音響効果:野原啓太 

ラップ監修:ダースレイダー 編集協力:光岡紋 主題歌:「Be Myself」(Prod. GuruConnect)/ポチョムキン(餓鬼レンジャー)、泰斗a.k.a.裂固&瑛人 
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会 
企業協賛:メモリード、ゲームdeコーチング、チョープロ、長崎自動車
製作:パル企画、VAP 配給:パル企画
©2024「雪子a.k.a.」製作委員会 (2024/日本/カラー/ビスタサイズ/5.1ch/98分)

監督・編集:草場尚也 製作:鈴木ワタル、桑原佳子
プロデューサー:岩村修、関和紀
原作:鈴木史子、草場尚也 脚本:鈴木史子
撮影:寺本慎太朗 照明:渡邊大和
録音:太田卓 美術:松本千広 音楽:GuruConnect
衣裳:古賀麻衣子 ヘアメイク:飯島恵美
助監督:濱本昌宏 制作担当:時光陸
カラリスト:長橋隆一郎 音響効果:野原啓太
ラップ監修:ダースレイダー 編集協力:光岡紋 
主題歌:「Be Myself」(Prod. GuruConnect)/ポチョムキン(餓鬼レンジャー)、泰斗a.k.a.裂固&瑛人 
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
企業協賛:メモリード、ゲームdeコーチング、チョープロ、長崎自動車
製作:パル企画、VAP 配給:パル企画
©2024「雪子a.k.a.」製作委員会 (2024/日本/カラー/ビスタサイズ/5.1ch/98分)

著名人からの応援コメント
映画『雪子 a.k.a.』
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